光線療法の歴史

ギリシャに生まれ後年医聖と称えられたヒポクラテスこそ太陽光線で病気を治した最初の人である。

その後、19世紀になり、今日の光線療法の基礎が確立された。

19世紀末デンマークの医師N・R・フィンゼンによりカーボンアーク灯が発明され、近代光線療法に道を拓き光線療法の成功により1903年にノーベル医学賞を受けた。この後、スイス、フランス、ドイツとヨーロッパで

盛んになった。日本でも20世紀初頭に光線療法が始められた。

光線の種類

近赤外線

780nm~3000nmの範囲

赤外線は目に見えない光線です。赤外線は熱線とも言われ透過性が強い

波長が長いので生体組織のやや深部に達する熱作用がある。

深部の血行をよくし、関節痛、筋肉痛、内蔵痛、筋肉のコリを和らげるなど消炎作用、鎮静作用があります。

 

可視光線

380nm~780nmの範囲

可視光線は目に見える光線です。

この性質は人間や生物の存在、生活に極めて密接な関係があり、ことに

自然の物理的認識の媒介物として重要な光線であります。

赤外線、紫外線に比較して生体内への浸透は最も深く、赤外線、紫外線より体内で中心的な作用に関与していると推定されます。

 

近紫外線

380nm~290nmの範囲

紫外線は目に見えない光線です。

地上へ到達する紫外線の皮膚への浸透は強いが、皮下への浸透はわずかです。皮膚に作用してビタミンD3を生成し体内のカルシウムの吸収を助け

骨質を強化する働きや皮膚の毛細血管に作用し循環器、免疫系を守り、皮膚炎や虚弱体質を改善するなどの働きもあります。綜合光線として作用する近紫外線に、皮膚内に光分解産物が生じ造血系を刺激し血液の働きを活発にし生地の免疫反応を高めることが研究でも明らかにされています。

光線療法の実際

治療器にセットされた2本のカーボン(炭素の電極棒)に電気を通し、カーボンをスパークさせて人工的に可視光線を作り肌に直接照射して治療します。

とても暖かで優しい光ですので、日向ぼっこしている感じです。

 

とても暖かで優しい光ですので日向ぼっこしているような感じです。

治療は両足裏、両膝、腰部、腹部

後頭部などの各箇所5分~10分

各自の症状に合わせた光線を照射し体内の各器官に光線のエネルギーを送り、血流循環をよくし新陳代謝を促進させ免疫力を高めるなど様々な効果がります。

光線治療はエネルギーを補給し、疲労回復、お体を若々しく保つなど皆様の日々の健康にお役立てていただきます